定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

地震対策って、こんなものまで必要なの? ペンダントライト/シャンデリア

こんばんはDIYグランパです。前回予告の雨漏り対策は、またまた重い話題なので今回は少し軽めの話題を挟ませてもらいます。


Photo9:桃源郷のリニアモーターカー


DIYの話とは離れますが4月9日桃源郷の写真を撮りに行ってきました。Photo9は山梨県の御坂リニア実験線でのリニアモーターカーと桃の花のマリアージュです。


ところが今日、まだ4月だというのにトンボを発見しました。トンボ(蜻蛉)といえば秋の季語ですよね。桃の花の盛りから3週間と経たないのにこの季節感、どうなっているのでしょう。

Photo10:春のトンボ


さて、DIYの話に戻ります。今年3月中旬、千葉県市原市のホテルで紐でつるされた照明器具が落下し、直撃を受けた客の男女6人が怪我で病院に搬送されたとのニュースをご記憶の方もいらっしゃると思います。原因は取付不良で、紐が照明器具の重量に耐え切れず落下したとのことでした。NITE(独立行政法人 製品評価基盤機構)によると毎年数件の施工不良が原因の照明器具落下事故があるそうです。


単純な施工不良ではなくても、東日本大震災ではいわき市だけでも商業施設や集会所・ホールなどで照明器具の落下直撃で何人かの人が亡くなっています。照明器具も凶器になるんですね。一般家庭でも地震によるタンス、食器棚および本棚などに対する転倒の防止処置は自治体などの広報活動により広く知られ、対策を実施しているご家庭も多いと思います。でも照明器具の地震対策はお済ですか?


一般家庭で問題になりやすいのはPhoto11のようなペンダントライトやあるいはシャンデリアです。

Photo 11:ペンダントライトの模式図


ペンダントライトはキッチン、ダイニングあるいは階段上部への設置がポピュラーですが、ガラスの傘にガラスの電球、地震に揺さぶられ落下しないまでも壁にぶつかり割れて床や階段に破片が散乱などということが起こります。夜、2階の寝室で就寝中に地震発生。それ避難ということで駆け降りる階段にはガラスが......ということが容易に想定できます。

Photo12:階段上のシャンデリア


Photo12はグランパがDIYで取り付けた階段上のシャンデリアです。グランパが米国駐在を終えて帰国する際に、ショッピングモールの照明器具店で購入して持って帰ったものです。シャンデリアの取付バーは2×4木材にオイルステインで着色しニスを塗ったもので、天井のチャネルに金具でしっかり固定し、さらに天井内部の桟に直接ねじ止めしました。見えないところをくり抜いて、電線(Fケーブル)を通しています。


そして地震の揺れで振られないようステンレスのワイヤーで3方向から固定するとともに、たとえシャンデリアの根元の金具が外れたとしてもステンレスワイヤーで保持できるようにしています。こうすれば落下やガラス割れの心配はないと思います。いま一度、照明器具の地震対策、見直しはいかがでしょうか。