定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

ツリーハウス? 男の隠れ家?

大変ご無沙汰してました。DIYグランパです。


久しぶりにグランパに新たな職種が追加されました。庭師です。


もう25年くらい前になりますか、施主様が突然「我家にも門被りの、それなりに美的な植木が欲しいわね」と申されまして、長男の同級生だった造園屋さんに槙の木を発注されました。植木の値段など全く無知なグランパは何の気なしに聞き流しておりましたが、請求書を見て思わず取り落としてしまったんです。その額ウ十万円。


それからほぼ毎年、その造園屋さんに手入れを頼んでおりましたが裏庭の刈込も含め一回6万円づつ払っていました。


グランパが退職して、流石に毎年6万円の出費は痛いので市内の高齢者人材活用センターに問い合わせたところバリカンみたいなトリマーで外形を整えて1万円とのことでした。これで行こうと施主様に申したところ「何を寝ぼけた事を。トリマーで刈ると槙の葉先が茶色くなってみっとも無いわ。手すきでないとダメに決まっているでしょ」とのきついお言葉。


それから何年間かグランパが植木ばさみをまれない手つきで刈込、枝すきをしておりました。ところがですね、最上部まで手が届かないので伸縮式の高枝ハサミで伸びた枝だけ切っていたので、樹形が悪くなったのと枝すきをしていないので枝が密集したところへ枯葉が積り、これ以上放置できない状態になりました。


造園屋さん頼みますよと、そっけない施主様はどうせ費用はグランパの口座から出すものと決めています。ちょっと待ってとお願いし思案の結果、コンパネ、角材、垂木などで櫓を組むことにしました。


これが櫓の全景です。高さは約4.5mあります。主な柱は60mm×45mm角の赤松で中間と上部にコンパネで踊り場を作りました。

すると、表を通る人が「何ができるのですか?」聞いてきます。最初のうちは「植木刈込用のただの足場です」と答えておりました。

そのうち名回答を思いつき「いやー、退職して居場所がなくなくなったのでツリーハウスでも作って住まおうかと思っています」と答えることにしました。通行人のおば様たちは(オジサンは異様な目で見上げてくるだけで何も言わないで通り過ぎてゆく)「それはお楽しみですね、お気お付けて頑張ってくださいネ」の声を掛けてくださいます。そしてグランパはそのリアクションに満足してにんまりしておりました。


お陰様で構想から櫓づくり、刈込、撤去まで1週間くらいで無事終了し、樹形も綺麗に整いました。これでグランパは庭師の仲間入りです。


ではまた次回。