定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

ハウス55って何

 ミサワホーム ハウス55のオーナーさんをイメージして立ち上げたブログですがリフォームに興味のある方全般にも理解していただけるよう、初めにハウス55について説明します。
 ハウス55って本当はプロジェクトの名前なんです。1970年(昭和50年)に建設省(現国土交通省)と通産省(現経済産業省)が参加企業を募集して立ち上げた5年間の期限プロジェクトで、新住宅供給システムプロジェクト(通称ハウス55プロジェクト)と命名されました。目的は低価格で高品質な住宅を、工業的に生産し効率的かつ多量に流通(販売・建設)するシステムを確立することで、目標は100平米の家を昭和55年の価格で500万円台で供給するというものでした。多数の応募企業グループがあった中、ミサワホームグループ、松下電工グループおよび清水建設グループが選定されました。プロジェクト期間が終わった翌年1981年(昭和56年)に先頭を切ってミサワホーム55が発売されました。これは鉄骨構造物と発泡セラミックパネルを組み合わせたモジュールを工場で生産し、建設現場ではクレーンによるモジュールの積み重ねと結合を行い、残すは内装、設備工事を行うのみとなる先進的な工法でした。また、設備的にも温水床暖房、断熱2重ガラス窓などを標準装備し現在で考えても先進的なアイデアに満ちていました。この鉄骨構造物と発泡セラミックパネルを組み合わせた住宅は改良が重ねられ、その製造・販売はミサワホームからその子会社のミサワホーム55、ミサワセラミックホームに移りさらに現在のミサワホームセラミックに引き継がれています。

Photo1:外観(当時のカタログより転載)

発泡セラミックパネルの白とその模様が印象的です。


Photo2:居間(当時のカタログより転載)

19畳の居間で温水床暖房と断熱2重ガラス窓を標準装備。


                  Photo3:工事風景(当時のカタログより転載)
予め施工済みの土台に工場生産した機能モジュールをクレーンで吊上げ積み重ねる。