定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

アッと驚く施主様のアイデアで玄関雑物収納はこうなった。

今晩はグランパです。


施主様の16番目の要求事項についての続きです。


「玄関収納も拡張してね。玄関の照明がダサいから替えて」で、前回は履物収納についてお話しました。履物収納工事も旧下駄箱を取り外して、新たに取り付ける履物入れの3個のピースを取り付けるための壁補強工事とコの字型正面(小型クリスマスツリーの置いてあった奥の壁)の壁紙張りを終わってしまったら工事の8割がたは終わったも同然。あとは電動インパクトでバリバリとねじ止めをやってしまえば終わりでした。ただし施主様からは、正面鏡に指紋がついていて落とすのが大変、グランパはいつも詰めが甘いとの厳しいお言葉をいただきました。結局、鏡磨きは施主様ご自身でやるようお願いしましたが......。


さて履物収納は常識の範囲内で、当初からある「下駄箱」を取り外して希望の容量の履物入れを設置すればよかったのですが、玄関の雑物収納に関してはなかなか解決策が思いつきません。施主様には履物入れ向かい側に「もう一つ履物入れと同じような収納庫を設けようと提案したところ、これ以上玄関が狭くなったらどうするの」と簡単に却下され、途方に暮れるグランパでありました。


図8:改修前の玄関の様子


数日も間悩んでいると「話は簡単、冷蔵庫と壁の間の空きスペースを利用すればいいじゃない」との施主様のお言葉。「ほう、なるほどそうですな。でも収納扉を引戸にするとトイレと同じような引戸になってしまいますが。」とグランパ。「ダメ絶対ダメ。玄関なんだから見た目が大事。この点は譲れないわ」とのことで散々悩みつつあれやこれやのカタログをネット検索した結果見つけたのがLIXIL の納戸用収納の扉で、同じカントリーホワイトの色調なのでやっと施主様のOKをもらいました。


まあ壁の向こう側のスペースに解決策ありとは施主様に言われるまで思いつきませんでしたな。いや参った参ったです。

工事終了後の玄関の様子はこのようにすっきりした形になりました。


さて、工事ですが、まず冷蔵庫を移動させ、戸袋のような収納スペースを構造合板で作り、玄関側は納戸用収納扉分の壁をはぎ取り、壁の強度を損なわないよう補強材を残すように収納棚を作りました。


同時に施主様から要求があった玄関灯の交換や冷蔵庫用及び台所コンセントのための電気工事も同時に行いました。



玄関収納庫内部には殺虫剤・蚊取り線香、剪定鋏などの庭道具、花瓶やメダカの餌など雑多な収納物とスリッパ収納庫を兼ねている様子が見て取れます。


またTVインターフォンの取付や収納ドアの外側に壁紙を張り替える工事なども併せて行いました。


イヤー、施主様のご要求は結構難問続きで大変であります。ハイ。