定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

DIYの技術はこのように習得した。

今晩は、グランパです。


昨日はグランパのもう一つの趣味、ゴルフに行った来ました。自宅から車で1時間20分の所にあるゴルフ場で、一日プレーと昼食を楽しんで約6千円でした。プレーの結果は92ストローク、午前中は43、午後から風邪の症状で体調が思わしくなく49ストロークを費やしてしまいました。今日は風邪で一日棒に振って伏せることになったんです。


ゴルフも鍛錬の必要なスポーツです。DIYの合間をぬって練習場にでかけますが、後期高齢者入りを目前にしたグランパにとってはシンドイことでもあり、体力維持のため必要なことでもあると思います。


ではDIYの技術・技能習得、鍛錬はどのように行うのでしょうか。それはもう現場で実施にやってみるしかありません。


今回の自宅リフォームで必要になった技能を基礎工事から内装施工までを列挙しますと;
土工:居間、台所の基礎工事で地ならし、基礎埋設のための穴掘り等
型枠工:独立基礎の型枠づくり
鉄筋鋼材工:独立基礎の鉄筋加工および浴室施工時の鋼材撤去と加工
大工:大引、根太、壁など木工事全般
防水工:浴室のFRP防水工事
配管工:水廻り上下水道、便器・手洗い設置、床下暖房配管工事
建具工:浴室、トイレドア、引戸の設置、洗面化粧台、キッチンキャビネット工事
電気工事工:分電盤交換、IH調理器、レンジファン、浴室暖房、エアコン工事
内装工:フローリング、塩ビタイル、塩ビシート、壁紙工事
塗装工:建具、家具、外壁塗装工事
などです。


ほとんどは本、新聞、雑誌などの旧メディアとインターネット、特にYouTubeなどからの情報を自分なりにアレンジしましています。それから66歳で退職後に、職業訓練校で鉋の研ぎ方、木組み、壁紙貼り、アーク溶接、塗装、2次元CAD、3次元CADなどの 短期講習(それぞれ2日~4日間)を受講しました。これらの講習はほんの入門の範囲ですが、その後の応用に大変役立ち、受講したのとしないのとでは雲泥の差です。


あとは工夫次第で、グランパとしてはプロに近い仕上がりを目指しています。例えば先に挙げた壁紙張りの講習で、現代の名工と言われる称号を持った方が実技の講師になってくださいました。下地調整や壁紙張りは驚くほどの速さで驚くほどの綺麗さに仕上げていきます。これを見てしまうともう忘れられません。


これは水廻り工事で洗濯機置き場の天井部分の壁紙張りです。

丁度この部分は階段下になっていて造作が入り組み、壁紙張りには難度が高いところでした。この程度の仕上がりであれば内装工事店に依頼したといってもいいレベルかなと思います。


その他の工夫として自作治具の準備が不可欠です。例えば居間のスピーカーの箱を作るのに、箱の隅を45度に合わせる加工や蟻組といった木工細工の技術を使います。

天板と側板をピッタリ45度にあわせて切ったり蟻組のため70度に切りますが、角度が狂うと隙間が空いてしまいます。プロは定規を使ってケガキ(切り取り線を書き)手ノコで切っていきますが、グランパは切り取り線に従って真っすぐ切っていく技能がありません。そこで自作の治具を用意しました。

のこぎりの当たっている部分が45度の切断治具で手前側が70度切断治具です。これに沿ってのこぎりで切れば角度が狂うようなことはありません。のこぎりも木工細工に特化した少し特殊なものですが説明は省略です。


DIYでの加工でも塗装でも素人らしい素朴な味わいというものもありますが、グランパもそして施主様が目指す「シンプルで美しく」では素朴な味わいではなくプロにお願いしたと同程度になるような仕上がりを目指しています。


そして何よりグランパは施主様の「いいネ」とは言わないまでも「まあまあネ」をいただけるよう日々精進したいと思います。


今日は普段とは異なり技術の話になり、それに興味のない方には面白くない記事になってしまいました。次回は内装関係の話に戻ります。今後もよろしくお願いいたします。