定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

ガスコンロのリフォーム

皆様、こんばんわ。DIYグランパです。
住宅の設備で、一番早く痛み補修の必要なところは水道の蛇口とガスレンジですね。(電球切れを除いてですが。) ホームセンターへ行くと蛇口のパッキンの替え方などの手ほどきパンフなどが置いてありますね。当家も築5年から10年でパッキンを交換し始めました。単水栓(普通の蛇口)はだれでもいじって良いけれど、混合栓(水とお湯を混ぜて温度調節のできる水栓)の修理・交換は資格が必要ってご存知でした?

Photo6:キチン(ハウス55のカタログから抜粋)


その話題は別の機会に譲るとして、ガスレンジですよね曲者は!! ガスレンジの寿命は、メーカーに言わせると10年です。Photo6はハウス55のカタログに掲載されているキッチンの写真です。写真の一番左端にガスレンジの部分が映っているのがお判りでしょうか。これを10年、20年と使ってきました。天板やその付近の油汚れは致し方ないとして、ガス栓コックをいっぱいに回しカチンと言わせて着火するカチン着火がダメになり、チャッカマン(100円ライターに先の長いノズルが付いたやつ)のお世話になっていました。


30年近くたったころガスレンジの、本来炎の出るはずのないあらぬ所から炎が出ているのを発見し、これはさすがに寿命だと判断しました。それで、ガスレンジにするかIHレンジにするかの判断でしたが、この二者択一は迷わずIHを選択しました。その理由は;

  1. 安全性
  2. 加熱加減の自由度

でした。最近のガスレンジは安全に配慮されているものが市場に出回っていますが、炎を使うことは避けられません。炎は1000℃から2000℃くらいの温度になります。炎の大きさで加熱加減をコントロールするということで、とろ火加熱にしても小さいながら炎があります。炎のある限り1000℃を超える部分があり、火災の原因になりうるということです。そして炎を小さくすればするほど不安定になり、炎が消えてガス漏れになる可能性も高まります。高齢化に向かってガスレンジの取り扱いはリスクが高まります。


一方でIHレンジはフルパワーの過熱から保温まで、鍋の底の温度でコントロールしてくれます。鍋は水分がある限り100℃以上には上がりませんし、油でも天ぷら温度監視はほとんどのIHレンジについています。
IHの欠点は

  1. 鍋の底しか加熱できない
  2. 天板に密着していないと加熱できない
  3. 鍋の素材に制限がある

なのでパスタ鍋のような縦に長い鍋、中華鍋のように底が丸くてそれを全体に加熱し、しかも振り鍋が調理法で頻繁に使われる鍋には不向き、などがが挙げられますが安全性には代えられません。当家では平たい鍋でパスタを茹でます。

Photo7 :IHレンジの取付状態


Photo7 は幅70㎝のIHレンジを取り付けたところの写真です。IHレンジはネットで購入し、他の部品は近くのホームセンターで購入しました。70cm幅のレンジにしたのはDIYで安くできる分、材料費につぎ込もうという方針に基づき、ハイグレードの物を選んだ結果です。幸いにも設置スペースは確保できました。
古いガスレンジを取り外し、ステンレスの天板を加工してIH調理器を収納できるようにし。また分電盤に200Vブレーカーを増設して、そこから配線を調理器の近くまで引いてくる工事が必要になります。


この辺の作業になると、いかにDIYであろうとも電気工事士の資格が必要ですよね。水道工事は漏水して床下が水浸しになろうが、自分の家の問題ですが、電気工事は漏電して火事を出したら自分の家だけの問題に止まりません。そのようなわけで、会社勤めで窓際族をしていたころ電気工事士の資格を取りました。1回目の挑戦は、学科試験は難なくパスしましたが実技試験が時間内に完成できず不合格、2回目は学科試験免除で実技試験も無事合格できました。


この辺のいきさつは次回に譲ります。また、Photo7を見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが換気扇(換気フード)の交換も行いました。これについても次回に説明いたします。