定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

洗面台の給湯コックを開ると瞬時にお湯が出る仕掛けは?

今晩は、DIYグランパです。


6月26日のブログで施主様の13番目の要求項目に;
「冬の寒いとき、洗面所の蛇口からお湯がなかなか出てこなくて困るから、すぐ出るようにして」
というのがありました。ミサワホーム55(ハウス55)は集中給湯機で湯沸器から洗面所までの配管が長く、給湯コックを開けてからお湯が出てくるまで2分くらいかかっていました。


まあ、施主様の仰ることも分かります。その上今回の水廻り工事で失敗したことがあります。Photo74は給湯配管のヘッダー(配管分岐)です。エコ給湯に切り替えた時、給湯機の施工説明書に給湯配管に呼径20mmの架橋ポリエチレン管が推奨されています。今考えれば呼径16mmでよかったと思います。16mmが一般的に使われていて配管部品を含め入手しやすいうえに、取り回しが簡単です。20mmの架橋ポリエチレン管は可塑性が悪く取り回しが非常に困難で、浴室の配管にも苦労しました。

Photo74:給湯系(配管分岐ヘッダー)


さらに良くないことに、20mmの物は16mmに比べ断面積が約1.6倍あります。配管長が同じとすると配管中の容量が1.6倍なのでお湯が出てくるまでの時間が1.6倍になってしまいます。

Photo75:DIYで設置の瞬時給湯機


ということで洗面台の下にPhoto75のようなLIXILの「ほっとエクスプレス」なるものを設置し瞬時にお湯が出てくるようにしました。ほっとエクスプレスには2リットルのステンレス魔法瓶がついていて電熱でお湯を沸かして魔法瓶にためておきます。洗面台の給湯コックを開けると、集中給湯機からお湯が来るまで、配管中の冷水と魔法瓶の中の熱湯を混ぜて給湯します。


Photo75 でフレキシブルパイプの配管が複雑なのは、壁の向こう側にあるトイレの手洗器にも給湯しているためで、洗面台のみに限定すれば配管はもっと簡単になります。


これで施主様の要求事項の一つが実現できました。