定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

浴室、洗面所は何故酷いか。改修には鉄材加工が必要。

今晩はDIYグランパです。


Photo41はミサワホーム55(ハウス55)の浴室の写真です。まず断然不便なのは浴室と洗面所が一緒になっているところです。

Photo41:ミサワホーム55の浴室(カタログより抜粋)


当家の実際の浴室は、ほぼこの通りですが配置が鏡写しとなっているほか床がダークブラウン、壁がアイボリーとなっていました。色変更は汚れが目立たないような配色に変更したためと思います。


浴室と洗面所が合体しているため、床が常時ジメジメしていて、防水スリッパなしでは入室できないこと。どちらかの使用者に占有されてしまうことなど非常に使い勝手が悪くなっています。


さらに、この写真からはわかりませんが浴室入り口には20cmくらいの段差があってこれも使い勝手を悪くしている原因の一つです。施主様が挙げた要求事項
8.「洗面所と浴室が一緒になっているなんて最低。ビジネスホテルじゃあるまいし。絶対別にして」
9.「浴室は入り口に20cmくらいの段差があるけど、あれなんなの。年取ったら段差が上がれなくなるわ。段差とれるわよね」
にはこんな背景があります。


8項目はコストを切り詰めた結果だと思いますし、9項目も根は同じですが構造上の原因もあります。これについて少し説明します。

Photo3:工事風景(当時のカタログより転載)


Photo3はたびたび登場する写真ですが、ミサワホーム55はユニット構造になっていてユニットは工場で組み立てられ建設現場に搬入されます。従って浴室もこのユニットの中に収容しなければなりません(はみ出してはなりません)。しかし当時の浴槽は深さが70cmくらいあったと思います。浴室の床の高さを前室のユーティリティーと同じ高さにすると、浴槽の縁の高さを40cm以上にするか縁の高さを20cmにして浴槽の底をユニットから20cm飛び出させるかしかありません。従ってミサワの設計者は窮余の一策として浴室の床をユーティリティーの床より20cm高くしました。


Photo42は床下に入って浴槽の底を撮影したものです。Cアングルの上に浴槽が乗っているのがわかります。このCアングルの底部がモジュールの最下部となっています。Cアングルが錆びているのは浴槽の底にひびが入り漏水があったためです。

Photo42:床下から見た浴槽下部


浴槽の床はこれより20cm上にあるCアングルに乗っています。浴室を全面改装して床面をユーティリティーの床面と同一にするにはこれらのアングルの撤去など、鉄鋼加工が必要になります。


木工の経験はあるのですがこんな大規模な鉄工ができるのでしょうか。
水廻り改修の最大の危機です。どのように危機突破すればよいのでしょうか。
続きをご期待ください。