定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

1階の床面全体を1mmの誤差なく貼る。ほんとに可能?

今晩は、DIYグランパです。


施主様のご要求が頭の中をグルグル駆け巡ります。あれこれ考えても埒が明かないので個々の要求事項が工事全体へ影響する項目を分離して考えることにしました。一番の難題は「これから年を取ると家の中で転倒しやすくなるから居間、台所、トイレその他同一フロアー内は段差が1mmも無いようにね」の要求事項で、適当に工事を進めてしまってこの要求事項を満たせないと、後で施主様から大目玉を食らう可能性があるんですよね。


例えば一階玄関ホールは床暖房がついていないし、後からつける一般的なリフォーム床暖房は現状の床の上に暖房用パネルを張り付け、その上にフローリングを張るのだけれど、これをやると居間の床の高さと合わなくなるし.....。


でも床暖房はグランパの頭の中に秘策が浮かんで床工事が終わった後でも取り付けられそうだし、ミサワホーム55(ハウス55)は構造が簡単だから床段差が1mm以内に抑えることは比較的容易に実現できそうです。

Photo3:工事風景(当時のカタログより転載)


初回のブログで紹介したようにハウス55はモジュールになっていて、そのモジュールは外壁も内部の床や建具もⅠ型鋼構造体に取り付けられています。Photo3に示す上棟の時にはこのモジュール、しいて言えば各モジュールのこのⅠ型鋼構造体が寸分の狂いなく結合されるよう工事が行われています。ですからⅠ型鋼の上面を基準にすればうまくいくと考えました。

Photo31:床板張りの完了


Photo31は床下地板を張り終えたところの写真ですが、床下地板の左右にあるグレーの棒状に見えるのがⅠ型鋼の上面です。下地板はこの上部から3mm下げて取り付けられていて、この上に12mm厚の温水パネルと15mm厚のフローリング材が重ねられています。つまり居間の床面はⅠ型鋼の上面から24mm(12+15₋3)のところにあります。


一方水廻りの床はⅠ型鋼の上に9mm厚の合板を敷いて、その上にカーペットを貼ってあります。そこでカーペットを剥がして9mm合板の上に12mm厚の構造合板を貼って、その上に3mmの塩ビタイルを貼れば丁度居間と同じⅠ型鋼の上24mm(9+12+3)のところに床面が来ることになります。また玄関ホールは9mm合板の上に15mmのフローリングを貼ればこれも24mmとなりすべての床面が一致します。考え方的には目出度しめでたしですが、実際やってみてどうなりますでしょうか。


Photo6:キッチン(ハウス55のカタログから抜粋)


Photo6はカタログからの抜粋ですが構造的にはグランパの家とキッチンのセンターを中心に左右が鏡写しになっています。フロアシートが両面テープと接着剤で貼ってありますす。しかし築35年を経て、手前窓側は剥がれてしまっていました。


塩ビタイルを貼るまでの工事、果たしてどうなりますでしょうか。またこのキッチンがどのような雰囲気に変わるのでしょうか。次回をお楽しみに。