定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

紫檀無垢フローリング材240枚を玄翁で釘打ち。

こんにちは、DIYグランパです。


今日はいよいよフローリング材を張っていきます。
図面7は温水パネルの配置とその上から敷き詰めていくフローリング材の配置を示したものです。赤の点線は架橋ポリエチレン製の温水パイプを示しています。

図面7:温水パネルの配置図


19畳の居間を3セクションに分けて、温水パイプの経路が長くなりすぎるのを防いでいます。長くなりすぎると末端部分の温度が低下しその部分の暖房性能が低下する恐れがあります。3セクションに分割しても1セクション当たりの温水パイプの長さは20~25mとなっています。温水パネルに沿っている縦の四角も線はガルバリウム鋼板性の温水パネルを示しています。温水パネルには半円溝があり、その溝へパイプを挿入し、上からアルミテープを張り抑えるとともに熱伝導の向上を図っています。

Photo 31:温水パネルの配置


Photo 31は図面7の中央のセクションの温水パネルを設置したところの写真です。そして図面7の横の縞はフローリング材を示しています。


フローリング材長さは1間、幅75mmの紫檀(ローズウッド)無垢材で床暖房対応の物です。床暖房非対応の材料ですと数年間で割れ、せり上がりなどの不具合の恐れがあるとのことです。調達先は沖縄県の「アース貿易」です。ひと箱(1畳相当分)12本入り1万6千円くらいで24箱(2割予備を含める)購入しました。


張り付けていく順序は図面7の左上隅から右に向かって張っていき右隅に行きつくと長さ1間から必要な部分の長さを切出して張り、残った長さの物を左端に戻って張っていきます。固定方法は接着剤とフロアー釘で「床職人」という接着剤がお勧めです。初めは合板フロアー材と同じようにタッカー(釘打ち機)を使い時間短縮を試みましたが、釘を打った途端割れてしまいました。この対策として2.2mmのドリルで下穴を開け、釘タガネと玄翁を使ってフロアー釘をうっていきます。


無垢の板なので曲がりがあります。曲がりの部分をバールで寄せておいて下穴を開けます。このようなわけで1本のフロアー材を張るのに平均で15分かかりました。全部で240枚ですからこれだけで60時間必要になります。

Photo5:フローリングにリフォームした19畳の居間


60時間ですから1日8時間作業したとして7日半かかります。そんな作業をしてPhoto5のようなフローリング床が完成しました。


柱の横の壁に何か挟んでありますが、これは図面7の最下段の列にフロアー材を入れるとき残った幅に合わせて材料を切り、はめ込んで床側に押すために仕込んだくさびです。


さて、これで床工作が終わりましたがこれで温水パイプにお湯は通せるのでしょうか。この検査は次回以降でお話しします。