本ブログの読者の皆様、開始以来使ってきたブログタイトルを変更しました。引き続き不肖DIYグランパのブログをご愛読ください。

さて数年前、浴室の改装工事が終わって快適な毎日を過ごしていた日々もつかの間、浴室の排水の状況が悪くなって、しばらく湯を流していると浴室内に湯があふれるようになりました。施主様からは「グランパの工事が悪いからよ」と言われ、パイプ詰まりが疑われる配管の箇所をやり直したり、ダブルトラップ現象ではないかと浴室内の臭気トラップに空気抜きの小穴を開けたりしました。

しかし状況は悪くなるばかりで、仕方なくアマゾンにワイヤー式ドレインパイプクリーナーなるものを手配しました。スプリングワイヤーの先端に異物を絡めとる仕掛けがついていて、手元でグリグリとスプリングワイヤーに捩じりを入れながらパイプの中をツンツク掃除するアレです。

こいつの威力は絶大で、施主様の長い髪の毛や同じく施主様が浴室の掃除に使っている古歯ブラシなどが絡めとられて出てきました。しかし半年から1年するとまた流れが悪くなりパイプクリーナを使って掃除することを何度か繰り返したんです。排水管の傾斜が取れていないので何カ月かに一度の配管清掃はやむをえないのかとあきらめていました。

今回もパイプクリーナーで浴室側からツンツク、グリグリとやっていましたが流れが一向に良くなりません。そこで排水桝側からグリグリやったら土と砂が出て来ました。これは排水パイプがどこかで破れている証拠です。「グランパの工事が悪いからよ」と言われていたのですっかりその気になって床下に潜り、自分の工事した範囲をすべて掘り起こして点検しましたが破れの箇所はありません。屋外の旧来からある配管を掘り起こしたところ有りましたヨ、穴の開いた箇所が。

Photo 95：排水管の破損個所（塩ビパイプを切出したところ）

排水パイプの埋設深度が浅かったため、飛び石がパイプに当たって破損し、Photo95のように穴があいてました。そこから植木の根が侵入しこれに配水中の異物が堆積し、何か月かに一度清掃が必要なほど詰まってしまっていたというのが原因がでした。

Photo 96：排水管の補修

原因がわかってしまえば話は簡単、近所の管材店でPhoto96にあるMCユニオン（濃紺の部分）及びパイプその他の材料並びに塩ビパイプ用の接着剤を購入し、補修工事は30分で完了でした。

我家も築38年の古家です。今回のような不具合箇所はいくつか内在していると思いますが持ち前のバイタリティーで乗り切っていきますョ。気になっているのは上水配管（鉄管）内の赤さびです。洗濯機の給水口にあるフィルターを点検すると幾つかの赤さび片が引っかかていますので。上水配管も替えんといかんかナー、ネットで調べたら水道用鉄管の寿命は40年とか．．．．．．。