ああ、老後資金に羽が生えて「屋上屋」の上を飛び去って行く
おはようございます。DIYグランパです。
前回に引き続き、思い出したくない雨漏り防止工事の話題です。
前回ではミサワホーム55の設計上の問題で雨漏りがひどく、その解決のため屋上屋を架すことになったとお話ししましたが、今回はその工事の内容を説明します。
まず旧屋根の構造チャネルの上に新屋根を取り付ける構造チャネルをねじ止めします。(Photo 15参照)
Photo15:旧屋根の構造チャネルの上に新屋根の構造チャネルをねじ止め。
ここで旧屋根の上に断熱材を敷き詰め、新屋根を取り付けたときの断熱性を高めます。(Photo 16参照)
Photo16:旧屋根と新屋根の間に断熱材を挿入
その上から新屋根の篏合式式屋根鉄板を敷き詰め、棟部および壁最上部のケラパ部には止水面戸を取り付けます。(Photo17参照)
Photo17:新屋根完成図
この工事により雨漏りは完全に治まり、今もこの良好な状態が続いています。
ミサワホーム55も最初からこのような屋根構造にしておけばグランパのように泣きを見る人がいなかったのに。老後資金にためた貯金のうち200枚以上のお札に羽が生えて、この屋上屋の上を飛び去って行きました。
思い起こせば1993年ごろ、ある屋根工事屋から電話がありミサワホーム55で雨漏りに苦しんでいる家があり、現状の平屋根の上に三角屋根を乗せる工事をやるが、あなたのところもやらないか? 複数の箇所で同じ工事をすれば安く上がるという勧誘がありました。当時はまだ雨漏りが発生していなかったのと、資金もなかったので断りました。しかし築10年ちょっとで雨漏りに苦しめられている人が出ていたんですね。
また、当家の屋根工事が終わって数年したころ、2階の窓ガラスを割ってしまってその補修の見積もりをミサワホームのメンテナンス専門会社から取った時、窓の状況を見せてほしいと言って5人でやってきました。何故たかが窓ガラスの件でわざわざこんなに大勢でやってきたのと聞いたら、屋根の状況も見に来たんですとのこと。本心は屋根工事の話をしたかったようですが、もう済んでますとお断りしました。
1981年にミサワホーム55を発売した1年後、グランパの家の補修後の屋根の形状によく似たミサワホーム55 FX2が発売されてます。
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