定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

グランパ流食器棚、冷蔵庫の地震対策

今晩はグランパです。多くの方にこのブログを観ていただきありがとうございます。


最近とみに南海・東南海大規模地震の発生予測に関するニュースに接することが多くなっています。家の中を見回して、家具転倒などに対策はしたつもりですが、まだまだ地震対策の不十分なところが気になります。人的被害が発生しそうなところから優先順位をつけて再対策を実施していこうと思っています。


まず台所ですが、食器棚は観音開きではなくスライド扉のものでしかも頑丈な格子戸になっていますので、地震で食器は壊れても飛び出してきて怪我をすることはないと思います。現状、食器棚の最上部は壁にL型金具でねじ止めしてあります。しかしながら、壁の材料がPALCですからねじ止めしたアンカーの効きが気になります。


そこで食器棚最上部前面にT型鋼製束を取り付けて天井と食器棚との間に突っ張りテンションを掛けています。これで食器棚転倒防止は2重になり防止能力はほぼ100%ではないかと思います。

勿論、T型鋼製束を取り付けてある天井は強化桟の入っているところにあてがっています。そしてT型鋼製束のボルトを廻すことにより食器棚と天井の間に強い突っ張りテンションを掛けています。


冷蔵庫は従来、転倒防止策を施していませんでした。今回は食器棚と同じく長めの鋼製束を用いて対策しました。鋼製束のオリジナル塗装色は黒でしたが、施主様からダメ出しが出ないよう先回りしてピュアホワイトに塗装しなおしました。

冷蔵庫の場合は鋼製束だけでは長さ不足するので木工でツッパリ部分の長さを補足しています。ただしで接合部は中折れする可能性があるのでPALCかべにL金具で固定しています。また、冷蔵庫と鋼製束の接触部には12mm厚の合板を挿入しこれに鋼製束をねじ止めしています。鋼製束下部はL型にベントしてあり冷蔵庫を両側から挟み込む構造にしましたし、天井との間にはテンションかかなり強くかけていますので転倒防止にはこれで十分と思います。


次回は別テーマです。ではお楽しみに!!

昭和モダンのダークブラウンはこうやって作った。

今日は、グランパです。


施主様は、塗装に対する要求にもこだわりがあって「まあまあネ」に行きつくまで結構大変です。例えば居間のメインテーブルは色だしをやり直してます。つまりテーブル天板にマホガニーなどの着色剤を塗って、その上から透明ニスを塗っていくのですが一回目の塗装では施主様のダメ出しの為、紙やすりサンダーで塗装を削り、やり直してます。


複数の着色剤を調合し濃い色から塗はじめ、さらに透明ニスと着色ニスを混ぜながら塗り重ね最後に透明ニスで仕上げていきます。結局乾燥しては塗り重ねること10回になりました。

グランパは貧乏で居間のメインテーブルでも天然一枚板には手ば出ず集成材を使用しました。それでも集成材の材料組み合わせの妙が出るよう塗装に工夫を凝らし、施主様の「まあまあネ」を獲得しました。


メインテーブルの向こうには米国で仕入れたホールクロックが見えます。壁のタペストリーは施主様お好みの冬用タペストリーです。夏はひまわりと熊のモチーフのものになります。


もう一つは、ホストチェアーです。これは着色剤の関係で少し赤味を帯びていて8回塗になります。現在ホームセンターで入手できるのは油性あるいは水性のウレタンニスです。グランパは耐久性などから油性を常用してます。


塗装のテクですが、プロの方々はスプレー式が多いようです。グランパは製作当時、エアーコンプレッサーも持っていませんでしたし、高価なスプレーガンなども勿論ありませんでした。そこで刷毛塗りたんぽづり仕上げというテクを使いました。グランパが中学生のころ(約60年前)技術家庭科の授業で学んだテクです。最近塗装の先生に伺ったところでは、このテクを駆使する専門家はほとんどいないそうでグランパは絶滅危惧種だとか。

背面の本箱は実は民芸家具のカップボードで、それを本箱に流用しています。この民芸家具は昔ながらの天然ニスを使用しているため、アルコール除菌の布でこすると塗装が取れてしまいます。


塗装もDIYの楽しみの一つで、きれいに仕上がった時、一服の満足感があります。
ではまた。

昭和レトロか昭和モダンか、それが問題.....かな?

今日は、グランパです。


前回のブログには「施主様は電球までご指定。玄関灯も昭和レトロに行きついた。」との表題を付けましたが、はてな、昭和レトロか昭和モダンかどちらだろうとの素朴な疑問が沸き上がってきました。


そこでGoogleで昭和レトロを検索し、出てきた画像を見ると駄菓子屋風、四畳半風、ちゃぶ台風の写真でした。


一方、昭和モダンを検索してみるとWikipediaにも掲載されている「用語」で昭和時代の初めの1930年代に花開いた、和洋折衷の近代市民文化のことであると記されていました。また検索結果の画像を見ても施主様、グランパの意図するところに近いと思います。


そもそも当家のミサワホームハウス55も外観は玄関屋根こそコロニアル瓦風ですが窓枠・屋根飾りはダークブラウン、壁は白の昭和モダンの検索結果画像と類似のコンセプトでデザインされています。(写真はカタログより転載)

内装も同様で居間の壁は白、柱・梁はダークブラウンに統一されています。(カタログより転載)

このデザインを踏襲して、施主様・グランパは居間の家具を昭和モダン風・民芸風で統一しこのようになりました。本箱は民芸家具と称する中古のものをオークションサイトで調達しました。テーブル・椅子はグランパの自作になります。

照明の話に戻りますが、居間の照明は中央にイタリア製の鈴蘭をモチーフにした調光灯を1基と、その奥と手前に国産の蛍光灯を2基取り付けています。

階段踊り場の天井にはダークブラウンフレームのシャンデリアを採用しました。これらの照明器具を買った時期はシャンデリアが最初で10年前、あとは数年おきに気に入ったものが見つかると施主様にお伺いを立てて購入してます。取付はすべてグランパが引き受けました。施主様からは取付に関しあれこれ細かい指摘がありますが、のらりくらり逃げてます。


で、結論は当家のインテリアは昭和レトロ風ではなく昭和モダン風です。大した問題ではありませんが。


ではまた。