定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

我が師、Mr. Fix it

今晩は、グランパです。
今日はコーヒーミルの修理のお話です。


もう25年も前のこと、サンノゼの街の本屋で面白い絵本とDVDを見つけ何冊か買い求め、在米勤務から日本へ帰国の際に持って帰ってきました。そのころ1歳半になった孫に読み聞かせるためです。
著者はRichard Scarryで個性豊かなキャラクター達が登場します。その中でもグランパが一番気に入っているのがMr. Fix itです。このおじさん、何でも修理するし、挙句はあり合わせの部品で潜水艇まで作ってしまうグランパにとってはスーパーヒーローです。
https://www.amazon.co.jp/Fix-Pop-Up-Book-Richard-Scarry/dp/0307124614



The Busy World of Richard Scarry - Mr Fixit's Super Submarine


さて、今日の本題ですが施主様とグランパはコーヒーが大好きで、月に1度くらい隣町の豆屋に買い出しに行きます。豆は手動のコーヒーミルで引いてからペーパードリップでいれていました。

~30年以上使っている手動コーヒーミル~


ところがこのコーヒーミル、挽いた粉の粒度が一定ではなく特に微粉末が出てドリップペーパーの目詰まりの原因になります。そこでコーヒー豆屋の叔父さんに良いコーヒーミルはどれと訊いたら、電動のナイスカットミルがいいよとのこと、ところがこの電動ミルは3万円以上するんです。
恐る恐る施主様に購入を持ち掛けると「私、今の味で満足してるわ。」とのそっけないお言葉で、この話はあえなくご破算となりました。そこでグランパはオークションサイトで動作しないジャンクの電動コーヒーミルを数千円で手に入れて修理してしまおうと考えたんです。Mr. Fix itの向こうを張って。

~修理済みの電動コーヒーミル~


届いたジャンクのミルを分解したらコーヒーを挽く臼の部分は健在でしたが、モーターが焼けてしまっていてそれを交換しない限り使用はできません。メーカーに修理依頼をすれば新品を購入するくらい修理代を取られます。第一Mr. Fix itを師と仰ぐグランパのプライドが許しません。暫くガレージの隅に放置していました。


構想すること数カ月、丁度良いサイズと機能のモーターをAmazonで見つけて購入、抑え板は端材を旋盤で挽いてホームセンターで調達した長ネジと抑え板でモーターを固定し、電気部品と配線を入れ替えて完成です。
施主様からは「ウン、味は良くなったわ。」の一言をいただきました。めでたし目出度し。


蛇足ですが、絵本を読み聞かせていた孫、普通の高校を卒業して普通の工学部の大学生ですがTOEICのスコアーは960点ですって、読み聞かせをしたグランパに感謝してもらわないと......。

ソーラーパネルとポータブルバッテリー、ホントに使える?

今晩はグランパです。
本日はソーラーパネル発電とポータブルバッテリーのお話です。


今年、2023年は幸いにも台風の少ない年でした。昨年の台風1号が4月に日本に接近したとき、施主様がおっしゃるには「台風で停電したらどうなるの?スマホは?テレビ・ラジオは?電話は?パソコンは?」と矢継ぎ早の質問です。グランパは「光回線はグランパが設置した無停電電源で15分くらいは動作するのでその間にガレージに止めてある車に購入済みのインバーターをつないで100Vを作ればテレビ、電話、パソコンも数時間はOK」と答えたんです。ところが秋になって実際台風が来て暴風雨の最中に停電の最悪事態。施主様からは「早くテレビつけて」の催促ですが外は暴風雨でガレージに行くのも大変なのでインバーターを用意するふりしてグズグズしているうちに復旧し事なきを得ました。


この時の体験から長時間の停電時にもテレビ、電話、インターネットがダウンして情報孤立化を防止するためポータブルバッテリーを屋内に設置する必要を感じました。当家の電話は光電話ですので停電したら使い物になりません。インターネットも同様です。携帯電話も地震など大規模災害の時には輻輳で繋がりにくい状態になります。

~バッテリー容量500Whのポータブルバッテリー、ソーラーパネルからの電力で充電中。~


そこでアマゾンで購入したのがこのポータブルバッテリーです。ノートPC、電話、ネットワーク関連が消費電力35W、テレビが75W、LED電球が5Wで計115Wとなり、このポ-タブルバッテリーで3時間、うまくすれば4時間くらい持たせることができます。


それから施主様が申すには、大地震などで何日も停電した場合に備えソーラーパネルによる太陽光発電が必要となるとのこと。グランパは家庭用太陽光発電の経済的有効性、採算性には否定的な考えですけれど一体、ソーラパネルがどれほどのものか知りたくて施主様のご託宣に従うことにしました。

~定格出力150Wのソーラーパネル~


垂木の固定枠を重量ブロックの塀に取り付け、その枠にソーラーパネルを取付けました。ソーラーパネルからポータブルバッテリーの置いてある二階の寝室までは塩ビシース付きの太めの電源コードで引き込みました。定格150W、電圧24V ですので6A以上の電流が流れる計算です。


定格150Wのソーラーパネルの実力ですが、写真には木の葉の影があるように映っていますが、これが無いような状態でポータブルバッテリーを充電する時の表示は、最大で110W、少し天気の良い状態でもポータブルバッテリーの写真にあるように80Wそこそこの発電能力でした。勿論ポータブルバッテリーの充電器の性能が最適とは限らずソーラーパネルの能力はもっと高いのかもせれませんが、グランパの予想としては「こんなものかな」といったところです。ちなみに曇りの日は15~25Wくらいに低下します。


でもこれがあれば災害時でも安心です。

BSアンテナはどう設置しよう。BS電波は右巻きか左巻きか。

今晩は、グランパです。
今日はBS電波とその受信アンテナのお話です。


地デジアンテナは我家の壁面に収まりましたが、さてBSアンテナはどう設置しするか迷うところであります。近隣の皆様のBSアンテナを見ると大半が地デジアンテナと一緒に屋根の上に乗せています。地デジアンテナを屋根の上に乗せたいというのは、近隣の家屋に電波が邪魔されて安定な受信ができないという理由があるので理解できます。でも天空から電波がやってくるBSアンテナを何故保守のやりにくい屋根の上に乗せるのかグランパは理解できません。


他人のことはさておき、10年以上使ったBSアンテナも時を経て感度が悪くなり、少しの降雨でも受信障害を起こすようになりました。地デジアンテナを更改したこの機会にBSアンテナもやってしまおう意を決して、またもやアマゾンで物色し始めました。


ところでグランパは40年以上もサラリーマンをやっていましたが、サラリーマンにとってクビと左遷ほどイヤや言葉ありません。ところが在ったんですBS電波にも左遷(←間違えで左旋が正しい)が。


地上波ディジタルの電波は水平でも垂直でも直線偏波と言いますが、BS電波は円偏波というぐるぐる回る電波です。しかも右巻きと左巻き(右旋、左旋という)があるんですって。
10年前のBSアンテナは右旋専用で左旋のBS8KとかWOWOWなどの一部の電波は受信できないんで、この際なんでもOKのモダンな最新型に交換しちゃいます。

通常より少し大きめの50㎝径BSアンテナ

~少し大きめの50cm径のBSアンテナ~


地上高は近隣家屋にも植木にも邪魔されない4mで柱にはサビの出にくいステンレス製カーテン用パイプ2mを2本つないで使用しました。


溶接機などもっていないグランパはステンレスパイプのはじを15cmほど切り取り、たてにスリットを入れて無理やり元のパイプに押し込み2本を連結しました。あとは壁への保持ですが保持金具には勿論ステンレス製、セラミック壁には十分な防水塗装を行いました。

~ステンレスパイプを2本つないだBSアンテナのポール~


これでテレビ電波の受信は向こう10年くらいは安心です。