定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

寝かせればヒラメ、立てれば鯛。でも....ダサい?

今晩はグランパです。
今日はモダンな壁面地上波ディジタル放送用アンテナのお話です。


皆様おなじみの魚の骨のようなテレビアンテナ、実は八木・宇田アンテナとか単に八木アンテナというらしいです。で、TV放送局の電波を効率的に受信できる安価なアンテナということで、ほとんどの家で屋根の上に高々と掲げられているんです


ところが放送局の電波はこの骨型八木アンテナの骨をヒラメの様に寝かせて設置すれば受信できる電波(水平偏波)と鯛の様に立てて設置すればよい場合(垂直偏波)の二種類あるんです。だから、売っているアンテナは一種類でも設置のやり方で二種類の電波に対応できる優れモノなんですョ。グランパの住んでいる市は鯛で隣の市はヒラメです。

   ~グランパ宅の外壁に設置された壁面アンテナ~


ところがこの骨型八木アンテナ、若い人はダサいと思う人が多いようで近年、デザインアンテナとかネーミングされた壁面設置型アンテナが出てきたんです。でも、この長い板のようなデザインアンテナ、八木アンテナとは異なり垂直と水平のアンテナは別々に設計されていて、購入時には二種類の中からどちらかを選択して購入しなければならないんです。

 ~グランパの壁面アンテナと隣家の八木+BSアンテナ(望遠撮影の為近くに見える)~


グランパもアマゾンで購入する時、危うく間違えて購入するところでポチする寸前に気が付きました。危ない危ない。

グランパの終活は何をする?

今晩は大変ご無沙汰してました。DIYグランパです。


さてグランパもいよいよ後期高齢者となり「グランパに相応しい終活とは」を考えることと相成りました。遺言状? 残す財産も無いのに遺言状など笑い飛ばそう.....。


それにしても、数年すれば身体能力が落ちできなくなることが増えるのは必定。さて何をするかと思案しての結論は「高所作業は今のうちにやってしまおう」。


高所作業といえば屋根の上の作業、そうアンテナ工事。今まで使用してきた地デジ用アンテナは屋根に上げてからもう10年近くになって、今のまま放置すると屋根材のガルバリウム鋼板に穴が開いてしまうかも。そうなったら一大事。またあの「屋上屋を重ねた」屋根工事屋のお世話になる事態は回避しなくては。早速現有アンテナの撤去はしようとの結論に相成りました。


何年もご無沙汰していた長尺梯子を引っ張り出し屋根に上りアンテナを撤去したところ、アンテナ馬の下のガルバリウム鋼板は意外と綺麗でした。保護用ゴムが当たっていた処は少し黒くなっていましたが雑巾で拭いたら綺麗になりました。痛んでなくてよかった。


アンテナ馬下のガルバリウム鋼板

●アンテナ馬をずらしたら少しゴムの後がついていました。●


さて、旧来使用していたアンテナはマスプロアンテナ製のLS146で魚の骨のよう(八木型アンテナという)ですが小型ながら高性能でありました。何といっても隣接県を飛び越えてもう一つ向こうの県からの電波も受信出来てしまうくらい高感度です。

●マスプロ社製LS146アンテナと新たに導入しようとする壁面アンテナ●


小型とは言っても長さは1メートル以上あり屋根から降ろして家の壁に取り付けるのは難しく、新たに壁面設置アンテナという比較的新しい形のアンテナを導入することにしました。LS146の下に取り付けてある白い板状のものがその壁面アンテナです。
写真は屋根の上のLS146を撤去前に、壁面アンテナに取り換えても地上波デジタルの放送信号が受信できるか互換性を調べているところです。


やはり壁面アンテナは性能がLS146より劣り遠距離放送局の電波は受信できなくなりましたが近隣局の電波は問題なく受信できましたのでこれで良しとしました。


この壁面アンテナをどう設置するか、次回をお楽しみに。勿論屋根の上ではなく壁面に設置しますよ。

ツリーハウス? 男の隠れ家?

大変ご無沙汰してました。DIYグランパです。


久しぶりにグランパに新たな職種が追加されました。庭師です。


もう25年くらい前になりますか、施主様が突然「我家にも門被りの、それなりに美的な植木が欲しいわね」と申されまして、長男の同級生だった造園屋さんに槙の木を発注されました。植木の値段など全く無知なグランパは何の気なしに聞き流しておりましたが、請求書を見て思わず取り落としてしまったんです。その額ウ十万円。


それからほぼ毎年、その造園屋さんに手入れを頼んでおりましたが裏庭の刈込も含め一回6万円づつ払っていました。


グランパが退職して、流石に毎年6万円の出費は痛いので市内の高齢者人材活用センターに問い合わせたところバリカンみたいなトリマーで外形を整えて1万円とのことでした。これで行こうと施主様に申したところ「何を寝ぼけた事を。トリマーで刈ると槙の葉先が茶色くなってみっとも無いわ。手すきでないとダメに決まっているでしょ」とのきついお言葉。


それから何年間かグランパが植木ばさみをまれない手つきで刈込、枝すきをしておりました。ところがですね、最上部まで手が届かないので伸縮式の高枝ハサミで伸びた枝だけ切っていたので、樹形が悪くなったのと枝すきをしていないので枝が密集したところへ枯葉が積り、これ以上放置できない状態になりました。


造園屋さん頼みますよと、そっけない施主様はどうせ費用はグランパの口座から出すものと決めています。ちょっと待ってとお願いし思案の結果、コンパネ、角材、垂木などで櫓を組むことにしました。


これが櫓の全景です。高さは約4.5mあります。主な柱は60mm×45mm角の赤松で中間と上部にコンパネで踊り場を作りました。

すると、表を通る人が「何ができるのですか?」聞いてきます。最初のうちは「植木刈込用のただの足場です」と答えておりました。

そのうち名回答を思いつき「いやー、退職して居場所がなくなくなったのでツリーハウスでも作って住まおうかと思っています」と答えることにしました。通行人のおば様たちは(オジサンは異様な目で見上げてくるだけで何も言わないで通り過ぎてゆく)「それはお楽しみですね、お気お付けて頑張ってくださいネ」の声を掛けてくださいます。そしてグランパはそのリアクションに満足してにんまりしておりました。


お陰様で構想から櫓づくり、刈込、撤去まで1週間くらいで無事終了し、樹形も綺麗に整いました。これでグランパは庭師の仲間入りです。


ではまた次回。