定年後の本格DIYリフォームで・・・住み易く美しく

築35年のミサワハウス55が70才老人の本格DIYでシンプルで美しくなっていく

部材費等で100万円。居間19畳、DIYリフォームのソロバン勘定(2)。

今晩は、DIYグランパです。


さて、会社勤めの傍ら約1年を費やした居間のDIYリフォーム費用を算出してゆきます。
まず、不要物撤去には部材費が生じないので、撤去し終わった後の独立基礎の設置工事からです。

独立基礎1基あたり砂1袋、砂利2袋、鉄筋1/4本、セメント1/9袋で基礎は合計9基です。
砂、砂利          27袋          @400円   計10,800円
鉄筋            3本            @250円    計     750円
セメント                   1袋                    @800               計     800円
木枠コンパネ              1枚                  @1,200円      計  1,200円
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基礎工事計                                                                        13550円


次に防湿工事ですが、床下地面に厚手のポリエチレン防湿シートを敷きブチルテープでシート同士をつないでいきます。そしてシートをステンレ針金を加工したスアンカーで止めていきます。

防湿ビニールシートの上にさらにダンプラを貼り、ダンプラ間はブチルテープで止めていきます。

さらに床側にもダンプラで防湿を行います。
ポリエチレン防湿シート 2m幅50m巻 1本          @20,000円      計20,000円
ステンレス針金       2mmφ  1巻    @  1,500円      計   1,500円
ダンプラ              40枚          @    850円       計34,000円
ブチルテープ            5巻             @1,000円       計  5,000円
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防湿工事計                                   60,500円


床の大工工事は撤去した米松材を主に使用し、大引取材はヒバ105mm4m材を使い他にホワイトウッド含侵材を使用しました。加えて断熱材としてスタイロフォーム、その上から28mm構造合板を張り付けました。また、大引けと独立基礎間には鉄鋼束を挿入してあります。


ヒバ角材     105×105×4000      5本    @12,000円  計60,000円
ホワイトウッド含侵材       10本    @ 1,600円  計16,000円
垂木                5本    @ 450円  計  2,250円
金具等                           計  5,000円
スタイロフォーム50mm厚      20枚    @2,200円  計44,000円
構造合板28mm厚          20枚    @3,500円     計70,000円
接着剤(ウレタン系)         5本    @1,000円  計  5,000円
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床大工工事計                        202,250円


次に床暖房工事です。これにはエコ給湯温水器の工事は含まれません。床を温める温水パネルと架橋ポリエチレンの温水パイプです。これは(有)東北ユカダンから見積もりを取っています。

このほか自己調達したさや管と呼ばれる温水パイプ被覆管、断熱材、被覆テープなどは別途費用が掛かりました。
温水パネル、温水パイプ          一式         計190,000円
さや管                  20m         計 1,500円
断熱材、ビニール被覆テープ 2m     10本  @300円    計 3,000円
接着剤(ウレタン系)            2本  @1,000円   計    2,000円
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床暖工事計                             196,000円


いよいよフローリング工事です。

フローリング材は沖縄県宜野湾市のアース貿易から購入しました。もちろん床暖房仕様のもので床暖房に使用しても割れや膨れ上がりが生じないとしています。幅75mm、長さ1間の板がひと箱に12枚入っていて2箱で約1畳分です。部屋寸法の必要部材の2割増しの発注を行うよう推奨されています。
紫檀(ローズウッド)無垢フローリング材 24箱  @16,000円   計384,000円
接着剤(ウレタン系)          10本  @1,000円     計   10,000円
金具等                 1式           計  5,000円
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フローリング工事計                         399,000円


その他工具等
溝切電動鉋(中古)           1台   @1,1000円   計11,000円
エアーコンプレッサー(中古)      1台   @13,000円   計13,000円
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必要特殊工具計                           24,000円


すべてを合計すると、
基礎工事計                              13550円
防湿工事計                             60,500円
床大工工事計                             202,250円
床暖工事計                              196,000円
フローリング工事計                          399,000円
必要特殊工具計                           24,000円
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居間床張替工事(部材費等)合計                  895,300円



居間19畳フローリング工事部材合計は895,300円となり、ゆるゆる見積もりの100万円と1割ちがいとなっています。このほかにも細かい出費を含めると100万円に近い金額になると思います。


グランパの予想ではリフォーム業者は通常部材仕入れ額の3~4倍の費用を請求すると思っています。そうするとこの工事を業者に依頼すると350万円言ったところでしょうか。ちなみに我が施主様は、金は出さない、手も出さない、口は出すのポリシーを貫いています。従ってこの費用は生活費の口座、施主様の口座、グランパの口座の内すべてグランパの口座から出ています。


ではまた。

居間19畳の床工事の工程はこうだった。

今日はDIYグランパです。
居間の床張り替え工事の費用積算の前に工事の過程を振り返ってみましょう。詳細は当ブログの2018年6月に掲載していますので興味のある方はそちらも参照して下さい。


当家はミサワセラミックホームのハウス55のモジュール構成工場組立型プレハブ住宅です。1階が5個のモジュール、総2階構造ですので全10個モジュールでできています。
現地の組み立ての様子を下図に示します。

一階部分の平面図はこれになります。

居間のイメージ図です。(カタログより転載)

生活しながらの工事ですから、モジュール1個づつビニールシートで区切って工事を開始。カーペットを剥ぐと床下地が現れます。釘を全部抜いて.......。

床下地の9mmべニア板を剥がすと床暖房の熱交換パイプと断熱構造物が現れます。

これを全部取り払うと床下地面が出てきて、補強のため独立基礎を追加。

基礎工事が終わったら防湿シートを敷いて、その上からプラスチック段ボール板(通称段プラ)を貼って防湿工事第一弾は完了。大引けを張る。

防湿工事第二段として大引け下部にダンプラを貼る。

断熱工事として50mm厚スタイロフォームを大引けの間に挿入。

床構造板として28mm厚の構造合板を貼る。

床構造板の上に床暖房用温水パネルを貼り架橋ポリエチレンパイプを通す。

以上の工事を他の2セクションについても行い、最後に70mm幅1間長の無垢紫檀のフローリング材(床暖房仕様)約240枚を床全面に張る。

当時退職間際であったが会社勤めをしていたので土、日、休日、たまに夜間工事の為、工期は10カ月に及んだんです。体力あったな~~~~。

DIYリフォームのソロバン勘定 (1)

今晩は、DIYグランパです。


当ブログでは何々はこうなったと、リフォームを実施した結果を中心にお伝えしています。つまり居間は、風呂は、トイレはこうなったというDIYリフォーム結果例です。


まあリフォームの実施過程を説明する記述は少し含まれていますが、費用と技術については説明してきませんでした。今回から数回にわたってDIYリフォームのソロバン勘定と、もし同じ工事をリフォーム業者に発注したらいかほどの費用が必要なのか考察してみます。


具体的な例として2018年6月の当ブログでお伝えした広さ19畳の居間の改装費用について説明します。

Photo5:フローリングにリフォームした19畳の居間


DIYですから工賃はかからないとして材料費はいくらかかるか、特別な工具の購入の必要性と価格の集計になると思います。今ゆるゆるで見積もると100万円を少し超える額でしょうか。


詳細は次回にてお伝えします。